
学校が休校だった期間、外遊びするお子さん達をよくみかけた。町なかの児童公園や河川敷では小学生か幼稚園くらい、少し奥まったところにあるハイキングコースでは中高生くらいのお子さん達だ。
そろそろ休校期間も解除され週明けからは学校再開か、という頃合いでハイキングコースを辿っていたら釣竿を担いだ中学生くらいのお子さん達に行き合った。
釣り糸を振り回しながら用水路の両サイドで話し続けているので嫌でも内容が聞こえてしまう。
暇だったよなー学校とか塾が戻ってきそうでよかった、という話からこの休校期間に何をしていたかを語り始めた子がいた。
“時間があって時間があって、昼寝して漫画読んで、ゲームやって、犬と遊んでギターたまにやって、釣りして時間があったら写真撮って、って暇でよかったじゃん!!暇があるのが一番じゃん”
家事手伝いもやろうぜ、と内心で思ったものの、暇があるのが一番という結論に達した子供さんの声があまりにも深刻で、最近の子供さん達は多忙であることが実感された。
自分のことを思い出すと、小学生低学年の頃は夏休みの後半は暇で暇で恐ろしく一日が長かった。高学年になると部活に入りかつ活字中毒を発症していたので暇だったという記憶はない。が上記の子供さんの考え方だと「部活以外の時間が暇で暇で仕方がなかったから本を読んでいた」になるのかもしれない。
暇で暇で何をやっても良いだけの充分な時間がある時に、やりたいと望んで時間を忘れて熱中できることを見つけることは、時間がなくて時間がなくて、どうしてもこれだけはやりたい、というベクトルで見つけるやりたいこととはまた違う方向性で自分の人生を面白くしてくれるので、この時間が後になってお子さん達の何かにつながることを、他人事ながら祈ったのだった。