
ずいぶん昔、小学校の修学旅行で行ったきり全く興味がなかったのだが、近くを通りかかったついでに寄ってみた。そこそこの人出でほとんどの人がマスクはしているものの距離感は気にされていない状況だった。
修学旅行で寄った時は確か改修前で随分と寂れた場所だ。というイメジが強かった。ただその後の図画の授業で課題になった「修学旅行」というお題の絵でクラスメイトの1/3程度が何らかの形で鳳凰堂を描いていて、そんなに良い場所だったか?という疑問の方が強く残っていた。
今回寄ってみて、ずいぶん整備されたのだな、と感じた。
改修で丹塗りになって美麗さが増していることと鳳翔館が整備されて雲中供養菩薩像を直近で見られることが大きい。
鳳凰堂自体は拝観が90分待ちということで諦めたが、内部も見てみたいと思わせる改修だった。改修前のお堂は、古閑風雅以前に風雪に耐えかねる風情の方が目立つように感じられ、これが侘び寂びなのか?と疑問に思った記憶があったからだ。
建造当初の姿に戻すことは賛否あるがここに限っていえば、やって良かった改修だと感じた。平安貴族の夢想した極楽浄土が改修前のあの姿で記憶されるのは気の毒すぎる。
一度見ていたがために今まで特に興味を持たなかったが、宇治の近くを通りがかるついでがあればまた雲中供養菩薩を眺めに行きたい。