大阪と奈良の境界近くにあるお寺に行ったときのこと。
お寺の日本庭園には池泉があり、鯉が泳いでいた。その鯉を眺めて叫ぶ人々。(大声という可愛らしいものではなく静かなお庭で絶叫レベル)
パンの耳があれば、鯉にやれたのに!!!
これを関西のイントネーションでいろいろな言い回しで述べていく。そこに小一時間いたあいだ、入れ替わり立ち替わりで5グループ程人が来ていた。特に相互に関わりが無さそうな人々が、水際で元気に餌くれアピールをしている鯉を見てはパンの耳、と叫ぶのはシュールな光景だった。
叫ぶ人々の人口構成は老若男女、綺麗にばらけている。
共通項は関西のイントネーションであるということと、声が大きいということ。二人以上の集団であるということ。流石に一人で来ていた人は叫んでいなかった。
近畿のお寺はあちこち訪れてみているが、こんなに積極的に鯉の餌について騒がれるのに遭遇したのは初めてで驚きだった。日本庭園で勝手に餌をあげられるところは基本的にないし、このお寺も同様だと思う。
それにしても何故鯉にパン耳なのだろう。鯉の餌といえばお麩だったものだが。